難聴の原因はいろいろありますが、その中の一つにストレスが挙げられます。ストレスと聴覚、一見、無関係に思えるかもしれませんが、実は意外に関係があるのです。ストレスを原因とする難聴には、心因性難聴と低音障害型突発難聴があります。心因性難聴は、聴覚自体にはまったく問題ないのですが、聴力検査を受けると難聴であることを示したり、ある日突然、聞こえ難くなったりします。症状は両耳に現れ、子供や女性に多く見られるのが特徴です。家庭や学校、職場などの環境におけるストレスが原因で、ストレスから逃避するために難聴を発症します。一方、低音障害型突発難聴は、突然、耳鳴りがしたり、自分の声が反響して聞こえたり、耳がふさがっているような閉塞感を覚えたり、低音域の音や声が聞き取りにくいという症状が現れます。女性に発症することが多く、短期間に回復しますが、再発しやすいのが特徴です。ほかに突発性難聴というのがあり、原因ははっきりしていませんが、ストレスも関係があるとも言われています。突発性難聴は文字通り、突然発症します。片耳だけが難聴になるケースが多く、もう一方の耳がちゃんと聞こえているため、突発性難聴が発症していることに気づかないことも。突発性難聴は早期発見、早期治療が鉄則で、一日遅れるごとに治癒率が低下していくという厄介な病気です。そのため、耳に違和感を感じたら即専門医に診てもらうようにしてください。ストレス性の難聴では、ストレスを取り除くことで症状が改善される場合がほとんど。治療は心療内科などでメンタル面のケアを受けます。でも、一番大事なのは、ストレス性の難聴にならないよう、普段からストレスを溜め込まないようにすると同時に、ストレスと上手に付き合う工夫でしょうー